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歯周病治療

(歯周病とは)

私たちが歯を失う一番の原因は、実は歯周病です。しかも知らない間に進行し、気付いたときは手遅れで、一度に何本も抜けることが多く被害は甚大です。歯の表面には、食事のたびにネバネバした薄い膜状のものが作られますが、これが歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌の塊です。

歯垢は石灰化すると硬い歯石になり、自分では取り除くことができません。歯垢1ミリグラムには、細菌が1億個もいるといわれ、これが歯肉に炎症を起こし、最後は歯を支える歯槽骨まで溶かしてしまいます。支えを失った歯は、まとまって抜け落ちてしまいます。

(そのサイン、歯周病かも知れません)

朝起きた時にお口の中に不快感がある、歯ぐきに出血があるなど、少しの変化でも歯周病が進行しているサインです。

☑ 歯肉が腫れている
☑ 歯肉がムズムズする
☑ 口臭がある 歯ぐきから出血がある
☑ お口の中がネバネバする
☑ 歯ぐきから膿が出る
☑ 硬いものが噛みにくくなった
☑ 歯がグラグラする
☑ 歯が伸びたような気がする
☑ 歯ぐきが下がってきた
☑ 歯並びが悪くなった

このような症状はありませんか?「歯みがきをすると歯ぐきから出血する」「歯ぐきが赤く腫れている」「歯がグラつく」といった症状がある場合、歯周病の可能性があります。歯周病は初期段階では自覚症状が乏しく、進行しやすい病気です。気づかないうちに症状が悪化しているケースが多く、日本人が歯を失う原因の第1位でもあります。

歯周病は日本人の約8割がかかっていると言われており、誰もが歯周病にかかる可能性があります。気になる症状がある方は、早めに当院までお越しください。歯周病の有無や進行具合をチェックさせていただきます。

(歯周病の進行)

①歯肉炎

歯垢(プラーク)に含まれる歯周病菌が毒素を放出し、歯ぐきに炎症を引き起こすと赤く腫れます。痛みはほとんどありませんが、ブラッシングの際に歯ぐきから血が出ることがあります。

歯肉炎

②軽度歯周炎

歯肉炎が軽度歯周炎に進行すると、歯と歯ぐきの間の歯周ポケットが深くなります。細菌によって歯を支える歯槽骨が少しずつ失われていきます。

軽度歯周炎

③中等度歯周炎

歯槽骨や歯根膜にも悪影響を及ぼし、はっきりとした自覚症状のある状態です。歯がグラグラと動くようになったり、歯肉退縮によって歯が長く見えるようになったりすることがあります。

中等度歯周炎

④重度歯周炎

歯槽骨がほとんど破壊されており、歯のグラつきも悪化。また、根に溜まった膿が原因で強い口臭が出たり、歯が自然に抜け落ちたりする恐れもあります。

重度歯周炎

(歯周病の治療法)

歯周病治療の基本はプラークコントロールなので、歯磨き指導や歯垢・歯石の除去を行います。
歯周病を放置すると歯を失うリスクが上がるだけでなく、全身の疾患につながります。美味しい食事や楽しい会話を維持するためにも、ぜひ早めに治療に取り組みましょう。